特集「東京オリンピック」
東京オリンピック・パラリンピック2020がついに開幕します。
ソフトボールやサッカーなど、すでにいくつかの競技は一足早くスタートしていますが、今夜行われる開会式を経て本格的にスタートします。
舞台となる東京は、目下4度目の緊急事態宣言が発令中。
声援も拍手もない無観客の中で行われる初めてのオリンピック。
すべてが異例づくめの中で行われるオリンピックとなりました。
IOCのロゲ会長(当時)が「TOKYO」と宣言して、日本中が歓喜の渦に包まれてから、8年。
誰がこのような状況を想像したでしょう。
新型コロナウィルスという未曽有の災害が、オリンピックに大きな影を落としたことは言うまでもありませんが、
思い起こせば、大会エンブレムのパクリ問題に始まり、組織委員長の女性蔑視発言。
極めつけは先日の大会関係者の過去のイジメや不適切発言の露呈。
コロナの問題以外にも挙げればキリがないほどの不手際や問題がありました。
こんな状況だから、国民のオリンピックへの関心は一気に薄れてしまったのも事実でしょう。
それでもオリンピックは今夜開幕します。
人それぞれいろんな想いはあるでしょう。
でも、聖火台に火が灯ったら、そうした思いは一旦置いといて、
選手たちの全力プレーに注目しませんか?
世界中のトップアスリートが集まる「オリンピック」という舞台。
それをホスト国の国民として迎えられることも、人生の中でそうそう体験できる事ではありません。
残念ながら、世界各国の人々に日本の「お・も・て・な・し」を披露する機会には恵まれませんでしたが、
最低限、世界中のトップアスリートに熱い視線を送りましょう!
テレビ越しから熱い声援を送りましょう!
そして、いいプレー、素晴らしいパフォーマンスには国籍を越えて賞賛の声を届けましょう!
このTOKYOの舞台を「競技人生の花道」と決めている選手も少なくありません。
そうした選手たちに、「最後がこのTOKYOで、日本という国でよかった」と言ってもらえるような、清々しい声援を送ろうではありませんか。
がんばれニッポン!がんばれすべてのアスリート!