TOKYO 2020

日本各地で雨による災害が起きています。

被害に遭われた方々の1日も早い回復をお祈りするとともに、

これ以上の被害が出ないよう、心から祈念いたします。


さて。

森喜朗氏の「女は話が長い」発言から早5ヶ月。

ついに東京オリンピック2020の開幕が迫ってきました!

オリンピックについては皆さんそれぞれ思うところもあるでしょうし、

軽々にここで私見を書くことも憚られていたのですが

 

でも、これだけは言いたい。

 

せっかくたくさんの人の努力とご尽力があって開催される運びとなったのだから、

アスリートたちがその競技人生を賭けてこの大会に臨むのだから、

わたしたちは精一杯の前向きな声援を送りませんか。

 

コロナは怖いし、もちろん罹りたくなんかない。

海外選手団の中から陽性者が出た、逃亡した、とニュースで見て、

あぁやっぱりオリンピックなんてやるからと後ろ向きな気持ちになる。

 

でもね。

わたし思うんです。

もしこれが日本開催じゃなかったら?

現状アスリートにとって、

日本より安心安全に大会を開催できる国が他にいくつあるだろうかと。

 

そもそも日本よりも感染拡大のひどい国はたくさんあります。

諸外国(主に先進国)と比べて累計の日本の感染者や死亡者は少ない状況にあります。

世界的に見れば日本人のモラルは高く、比較的規律が保たれています。治安も良い。

これがもし他の国で開催することになったら???

おそらくコロナやオリンピックに対するデモ、それに乗じた暴動や略奪も発生し、

治安は悪化し、アスリートたちは危険な目に遭う可能性があり、

密集から感染がさらに拡大し、目も当てられないことになるでしょう。

大袈裟に言えば、日本だから、開催できるのだと思います。

 

来日した選手たちにゆっくり観光はできないからせめてバスツアーだけでも、と政府が考えたところ、

とある著名な作家さんがTwitterで批判されていました。納税者はステイホームなのに、と。

日本政府のコロナ対策、特に東京都に関しては私もいろいろと思うところがあり、

その方がそう言いたくなる気持ちはよ〜〜〜くわかる。

都民でないわたしには見えていないこともあると思います。

 

IOCやJOCが素晴らしい組織かというと大きな疑問符はつきますが、

でもオリンピックに関して何でもかんでも否定するというのも、ちょっと違うのではないかと思います。

なんでもNOではなく、して差し上げられることを見つけて、その中で最大限のおもてなしをする、

それもまた日本文化の素晴らしさだとわたしは思うのです。

バスツアーが最適かはわかりませんが、何かしてあげたい、

そんな日本の心をオリンピアンたちが粋に感じて、母国に帰り日本の印象を語ってくれる。

アフターコロナのことまで考えたら、それはそれで素晴らしい宣伝になるような気がします。

物事は決してそんなに簡単ではないかもしれませんけれど。

  

残念ながらほぼ無観客での開催が決定しました。

都内では四度目の緊急事態宣言も発令されています。

この夏、わたしたちにできることは会場周辺には出来るだけ近づかず、

テレビ越しにアスリートたちの活躍に声援を送ることです。

新型コロナウィルスは、わたしたちの日常からあまりに多くのものを否応なしに奪っています。

日常の楽しみや人とのふれあいが希薄になり、

人の背景への想像力(その人がどんな状況にいて、何を考え、どうしてその行動を取ったのかを想像する力)を奪われ、どんどん殺伐とした気持ちになっていく。

そういった気持ちの皺寄せが、オリンピック反対という声に少なからず繋がっているようにも感じます。

 

先日、日本でも大きな話題となった大谷翔平選手のMLBオールスター戦。

その努力の大変さを知っているからこそ、MLBのスター選手たちが互いに敬意を払い、

国籍も言葉も関係なく素晴らしいものは素晴らしい!と讃えあう姿は

一流のアスリートが一流たる所以をわたしたちに教えてくれました。

その中でも特に大谷選手への賞賛の嵐は、わたしたち日本人にとって誇らしいものでしたね。

大谷選手を通して感じたこの誇らしさ。スポーツの力。

今度はそれを日本に住むわたしたちが、東京オリンピックで活躍する全てのアスリートに向けていきませんか。

人が人を応援する、人が人を想う、人に対して敬意を払う、

その気持ちは絶対に手放さないでいましょう。

 

 

開催に向けてご尽力された全ての方や

出場される世界各国全てのアスリートの皆さん

憎まれ役となった方々

調整役となった方々

わたしたちにはおよそ想像もつかないようなお仕事をしてくださった大勢の方々

皆さんのおかげでオリンピックが開催される。

東京オリンピック2020、楽しみにしてます!!

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