ユズと冬至
あっという間に、怒涛の2020年が終わりなりつつあります。
あなたにとって2020年はどのような年になりましたでしょうか?
去年では考えられないような時代に突入しましたが、お家時間を楽しむ良いきっかけになったのも確かですよね。
そんな今年の「冬至」は一味ちがうユズ湯を楽しんでみませんか?
その前に、ユズ湯は一体いつから始まったのでしょうか。
実は江戸時代にはすでにユズ湯の習慣ができたことを
天保9(1838)年に刊行された、近世後期の江戸と江戸近郊の年中行事を解説した『東都歳時記』に
書かれていました。
ユズ湯にはいると
「風邪をひかずに冬を越せる」
といわれるのですが、実際ユズにはビタミンCがカンキツ類の中でもトップクラスなほど含まれています。
ビタミンCにある抗酸化作用お肌にもよいですし、昔から香りの強いユズは厄除けとされてもいました。
木を植えて実がなるまで時間が長くかかるので「長年の苦労が実りますように」という意味もユズ湯には込められているのです。
冬至は夜が一番長い日。
「太陽の偉大なエネルギーが復活する日」であり、「一陽来復(いちようらいふく)」と言われます。
太陽のエネルギーが復活する直前に香りの強い果実のおふろで厄除けと、からだの浄化を(少なくとも)数百年引き継いできたことを
知ると想いを馳せずにいられません。
それでは、
【一味ちがうユズ湯のおススメ2つ】
ユズを湯船に浮かせるだけではもったいない♡
①きりきざみユズを湯船にいれる。
<やり方>
1)メッシュのものヤ、ティバックなどに、ユズの実、皮を切り刻んだものを入れる。
2)湯船に入れてよくモミモミする。
ユズに含まれるビタミンCは、果実・果汁よりも皮に3倍以上含まれていますので
モミモミがポイント!
②ユズのエッセンシャルオイル(精油)を入れる。
<ユズのエッセンシャルオイル(100%天然精油を使ってください。できたらオーガニックのものを。>
・ユズの精油を4-6滴入れて、お湯をよくかき混ぜます。(お子さまは1-3滴)
精油を入れたらすぐに入浴してください。カンキツ類の精油は香りがすぐ飛んでしまいやすいため。
注意:ユズの精油はひとによって刺激がありますので、
様子を見ながらご利用くださいね。
それでは、あなたの冬至が実りあるものになりますように!