子供の安全どう守る?~子供用ハーネスについて~
ふと、目にした朝のテレビ番組。
日本テレビ系朝の情報番組「スッキリ」で“子供用ハーネス“についての特集を放送していました。この放送を見て、私なりに感じた事をお話ししたいと思います。
この日、ツイッターでは「子供用ハーネス」がトレンド入りし、賛否両論が巻き起こったそう。
子供の安全、親としてどう守る⁇
私も親になる前は、“ハーネス“に対して「子どもをひもでつなぐなんて、ペットみたい」
という違和感を感じていた1人。
その頃子育て経験がない私は、見た目の雰囲気だけで「なんとなく人目には良くないこと」というイメージが先行していたのだと思います。
しかし、二人目の子供が出来た時、2歳の長男と0歳児の娘とお散歩に出かけるたび、上の子どもの行動にハッとしました。思わぬ所で突然走り出したり、そうかと思ったら道の真ん中で立ち止まったり、路肩の何かが気になりしゃがんでしまったり…
「今ここに車が来ていたら…」
とゾッとすることが山ほどありました。
ヒヤリとした場面が何度も夢にまで出てきて‥
そして、
「もしかしたら、我が子の命を守るためにハーネスを必要とする日が来るかもしれない」
と思い、ネットでハーネスを購入しました。
しかし、ハーネスを購入するに至るまでは、沢山の自問自答がありました。
聞き分けがよくてハーネスなんて必要ないお子さんもいる。
でも、そうじゃないお子さんもいる。
我が子は後者でした。
◯手をつないで歩こうとしても、イヤイヤと手をはねのけられる
◯飛び出しの危険の多いところではベビーカーに乗せようとして大泣き
◯人混みで抱っこしようとしても、それを嫌がり泣き叫ぶ
こちらも泣き叫びたい気持ちにもなるのです。(涙)
「それは育て方が悪いんじゃない?」
「言い聞かせて理解させるのも親のしつけ。そしたらちゃんと手をつなぐはず」
中にはそう思われる方もいるかもしれません。
でも、何度言い聞かせてもヒヤリとする場面があったり、その通りにならない子がいるのも事実。
ハーネスを必要とする子は、「何が悪いことか」「危険なことか」を理解できない年齢でもあります。
そして好奇心も強い年頃。
ハーネスに対して「どうなんだろう?」と思っていた私が、
子どもを危険から守るためには、ハーネスを使うことは選択肢の1つなんじゃないかな…
うちの子には必要かもしれない。
と考え方が変わっていきました。
欧米では、ハーネスは当たり前に子供の安全を守る物として周知されているそうです。
いざ子育てをしてみると、自宅から一歩外に出ると幼い子供には危険が隣り合わせで、目を離せる場所は殆どありませんでした。
考えられる危険を想定して気を張り巡らせても、子供の事故はほんの一瞬の出来事で起こり得るのもの…
大切な命を守る為。
決して、親が目を離す為の物ではなく、もしもの時の命を守る為の物。
私のように、親になってみてハーネスの必要性を感じるようになった。という人もいれば、親になってみて、改めて ハーネスの使用に疑問に感じる。という人もいる。
その考え方は両者が正解ではないかと、私は思います。
子どもの成長は一人として同じではないし、育て方や考え方も各家庭により違って当たり前。
そもそも、ハーネスの使用に対して「良いか?」「悪いか?」を外から議論すること自体、正しいのか⁇。
それこそ、その家庭の考えを尊重すべきなのではないか…と思います。
実際のところ「ハーネスが必要だけど、周りの目が気になる…」と、躊躇しているお母さんはいっぱいいるにではないでしょうか?
気になる世間の目…。私もその1人。
でも、少なくとも子供をペットのように思ってハーネスを使っているお母さんはいないはず。
子供を万が一の危険から守りたい!その一心だと思います。
お母さんは毎日、一生懸命愛する我が子の命と向き合っています。
そんなお母さん達にどうか暖かい目をを向けてほしい…。
そして、この国が子育てしやすい、やさしい社会になれば…
3人の子育てを経験した母親としてココロから願います。
いつもお読み頂きありがとうございます♪
Kazuki Suzuki