ロンドン留学日記⑥「恐怖体験 ドミトリー編」

新しい週となりました。

 

本日は久々のロンドン留学の時のお話です。

おさらいですが、私が始めに住んでいたのは教会が運営する

ドミトリーでした。

 

ある夜、ドミトリーにある図書室で夜の10時か11時ごろに勉強を

していました。

私のほかに、もう一人勉強している子がいて

(ちなみにこのドミトリーは女性専用です)

2人でたわいのない話をしていました。

その時です、

図書室の一角にあるドアが突然

バンッ!

と開いて

「うるさくて眠れないわよっ!静かにしてよっ!!」

と怒鳴られました。

その怒鳴っている人はそのドミトリーで奉仕をしてる?(働いてるというのかな?)

シスターでした。

 

2人で目が点になったことは言うまでもありませんが、

それまでの私のシスターのイメージは

穏やかで

優しくて

マザーテレサのようだったのですが

そのイメージは覆されました。

 

そして、そのシスターのお部屋と言えばいいのか

寝室と言えばわかりませんが

そこはまるで

ドラえもんが寝ている押入れのような感じで

その点も私の小さな常識の世界を覆すようなもので

気が動転しました。

 

【私の旧常識】

まさか図書館の別室にシスターが寝るわけない

シスターが押入れのようなところには寝ない

シスターは怒鳴らない

 

【私の新常識】

図書館の一角に人が住む場合もある

シスターでもドラえもんが寝るところのような場所に寝る

シスターは実は怒鳴ったり怒ったりよくする

 

 

シスターがこうやって怒るので

その日以来、私たちは図書館での会話は控えていました。

 

それなのに、

「うるさいわ!静かにしろっ!」

と、何度か怒鳴られたのですが

どうやら私たちの座っている古い椅子の

小さくきしむ音にも反応する

繊細なシスターのようでした。

 

こうやって、ロンドンでは

私の中での常識が更新されてゆくのでした~

 

 

 

 

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