子供たちに語り継いでいくこと

皆さんおはようございます。Clover Fam のAikoです。
3月7日『Clover Famスペシャル企画 高橋恵さん講演会』にご参加くださいました皆様、本当にありがとうございました。
講演会後に「一つ一つが心に響いて感動しました!」「大切なところをメモをしながら聴きました!」「感謝の気持ちが湧き出てきました!」「今の私に全部必要なお話でした!」など、他にも沢山の思わず私たちが涙してしまうようなご感想もいただきました。
皆様のお役に立てた事に喜びを感じるとともに、ご受講くださった皆さまに心からの感謝を申し上げます。


 

2011年3月11日14時46分に発生したM9.0の東日本大震災から今日でちょうど10年の節目を迎えます。

今も尚、震災前の生活には戻れていない方々もたくさんいらっしゃるかと思います。10年と言う月日が経っても、東日本大震災3.11を忘れないように、いつかまた起こりうる大地震に備えられるよう、子供達に話をしてきました。

2011年3月11日。私は長男を連れて九州の実家にいました。妊娠36週と6日で明日以降の出産なら正期産と言う日のお昼過ぎ、何気なくつけたTVから流れる映像に言葉を失いました。激しい揺れ、迫りくる津波、初めてみる光景に言葉を失いました。あっという間に津波に飲み込まれ崩壊していく頑丈なはずの建物、埋め尽くされた瓦礫やヘドロの中を大切な人を必死で探している人々、着の身着のままに避難所に身を寄せている多くの人々。これは本当に現実世界の出来事なの?と何度も自問したほど、TVから何度も映し出される津波の被害は衝撃的でした。

関東でも震度4〜5と報道に、仕事中の夫の安否を知りたくてもすぐには連絡がつかず、「私、子供2人抱えてこれからどうなるの? 親戚、友人達は無事かな? 我が家はどうなってるのかな?」いろんな不安が頭をぐるぐる巡りました。お腹はぎゅ〜っと締め付けられ重たい感じ。少しずつ破水していたにも関わらず、やっとそれに気がついて入院した時には、もう夜の9時過ぎでした。

その時初めてお腹の中の次男に向かって「このままだと早産になるかも。。。もう少しだけお腹にいても良いよ!いやいや、やっぱりあなたのタイミングで大丈夫!とにかく元気に産まれてきてね!」と言っている間に陣痛はどんどん進み分娩台へ。臍の緒が首に絡まってうまく出て来れず、あともう少しなのに頭が見えては引っ込んで、また見えては引っ込んでを3〜4回繰り返し、途中で「もう勘弁して〜!これ、2人目?もっとスルスルスル〜って出て来るはずじゃないの??? 間違いなく長男を産んだ時より鼻からパイナップル! いやそれ以上だ〜」って心の中で叫びまくり! やっと次男に会えたのは、翌朝4時半過ぎのこと。そう、東日本大震災の翌日、2011年3月12日に生まれたのです。

実はもう一つ、次男は妊娠がわかってすぐの妊娠9週で大量出血し、流産ギリギリ命を繋ぎ私のお腹にしがみついていてくれた経歴があります。生まれる前日には東日本大震災が発生し少なからずとも心に大きなストレスかかったにも関わらず、ちゃんと無事に産まれてきてくれた次男。産まれたばかりの小さな身体を抱きながら、その生命力を強く感じたのを今でもはっきりと覚えています。

次男の妊娠から出産までのことを子供達に聴かせる時には、東日本大震災の話は切っても切り離せません。そろそろ話を聴かせるだけではなく、リアルな映像も見せながら、命の尊さ、いつどこで起こるか分からない自然災害への備えや、国境を超えたくさんの方の助けられ支えられた10年の復興の軌跡を伝えていかなくては!

災害に無関係な人なんていないのだから。
「1人1人の力は小さくても、私たちみんなの力を合わせればそれは大きな力になるのだということ。」
他人事ではなくいつどこで起こるか分からない自然災害への備えとして、しっかり子供達に伝えていきたいと思います。

いつも最後までお読みいただきありがとうございます。また来週のブログでお会いできるの楽しみにしています。

Aiko Azuma

 

関連記事一覧