明日の地球のために!オーガニック農家を応援してください。

新しい週になりました。子供たちの夏休みもそろそろ終わりごろですね。お母さんたち、あともう少しがんばりましょう!

今日は前回お伝えしたブログの内容の続きです。

良質な精油の基準は、「オーガニック認証があるか」を見ること。日本国内では以下のものをよく見かけます。

以下は各国や地域でのオーガニック認証マーク。
(マークの画像は有機茶葉を使った緑茶商品を開発されている「TOMONI」さんのサイトより拝借しました。)
アロマセラピーだけではなく、ハーブティや食品などにも使われているものがあります。

画像引用:「TOMONI」のサイトより

どこかでもお伝えしましたが、精油の世界だけに留まらりませんが、あいにく本物は1%しか出回っていません。99%は精油と謳っていても、石油から作った人工アロマや、どこから来たのかわからない精油を混ぜているか、薄めているだけのものも中にはあります。(このようなものは香って楽しむだけならいいと思いますが、お風呂に入れたり体に塗るのは避けてくださいね)

個人的にタチが悪いと思うのは、パッケージで言っていることと内容が違うことです。ちょうど先週、知人からちょっとした相談を受けました。
「この商品は●●政府公認ってあるから大丈夫だよね?オーガニックとも書いてあるから」と、写真も送ってくださいました。

確かに言葉で「●●政府公認」「オーガニック」と書かれていますが、その国のオーガニック認証マークはありませんでした。念のため、その会社のHPも確認してみましたが、そこにも認証マークがありませんでしたので、オーガニックとはかなり疑わしい感じでした。(こういう製品をたまに見かけます)それでも、体に塗るのではなく香りを楽しむのならよいかと思います。

本当に質の良い精油は栽培するのも非常に手間がかかる、抽出するのも時間も手間もかかる。そして、ちゃんとした会社は輸送を空輸にするので送料も高く(海上輸送は温度管理ができない)なります。

じゃぁ、なぜ高品質はオーガニック認証を基準にするのか?ですが、

オーガニック認証をパッケージにつけるには相当のお金も!手間も!必要です。(本物の証明をするのにお金と手間がかかかるという世の中に悲しくなりますが・・)

認証を得るためには、

  • 1年のうちに 抜き打ちでオーガニック認証会社からのチェックが入る
  • 証明するためのたくさんの書類を用意する必要がある
  • 精油を抽出する釜を洗浄する洗剤も基準がある

など、厳しい審査や工程をクリアして初めて「認証マーク」を使うことができます。

この流れの中で、絶対に偽物が入らないようになっているのです。

面白いことを思い出したのですが、感染症が流行り始めた頃に、インドの「自称オーガニックファーム経営者」の方とやり取りをする機会がありました。私としては、よかったら直接仕入れをしたいと思っていたのです。

しかし、オーガニックファームといってもオーガニック認証は取らないというのです。

「お金がかかるだけだ」

という言葉が印象的でした。

その場所に行くことが出来て、この目でオーガニック栽培していることが確認できたらいいのですが、実際のところそれは難しいですよね。
ちゃんとオーガニック栽培をしている農家さんでも、それを消費者に証明することができないのです。これも、残念ながら質の悪いものが多く出回っているから、オーガニック認証がないと本当にオーガニックであるかの証明が非常に難しいのが今の世の中。

これは精油だけの問題ではなく、様々な製品も同じで資本主義の歪みがもたらしたものだと感じています。

これから、世界全体の物価が上がっていきますが、精油も必ず値上がります。そんな中、本当に質の良いものをたくさんの方が買っていかないと、オーガニック農家の皆様のお仕事もなくなってしまう危険があります。

このままだと、農薬まみれの世界にもなってしまう。。(特に日本!)

正直日本は農薬に対して非常に基準が緩く、世界で見ると「農薬大国」です。この現実、ご存じでしたか?
これについてもいろいろ書きたいのですが、話がずれてしまうのでまたの機会に書かせてください。

CLOVER famをご覧の皆様はきっと意識が高い方々が多いと思いますので、きっとご理解いただけると思いますが、精油の香りやご自身の安全の為だけではなく、オーガニック農家の皆様の活動を末永く応援するためにも、ぜひオーガニック精油を買って応援していただきたい。

私は1人のアロマセラピストからの視点だけではなく、1人の母として、子どもたちになるべくきれいな地球を残したいという思いがあります。

持続可能は社会の実現のためにも、私たちがいまできる事…これからも考えていけたらと思います。

たかがアロマセラピーですが、されどアロマセラピー。いまだに1滴の精油からたくさんのことを学ばせていただいている。奥深い分野です。

 

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