ヴィジョンを掲げる〜緊急事態宣言に際して〜

今日4月25日、東京、大阪、京都、兵庫の4都府県で3度目となる「緊急事態宣言」が発令されました。

もういい加減にしてーーー!!!と叫びたくなるのは

わたしだけじゃないはず。

ちょうど一年前の今頃も

どこかの知事が「今年は特別なゴールデンウィーク」とかいって緊急事態宣言下でした。

毎度毎度、緊急事態宣言が解除されると一気に増える人流。

もう何度目ですか?

変異株の感染力が飛び抜けて強いのは理解しているにしても、

国民がバカなのか、政治家がアホなのか、

同じことの繰り返しに疲れてしまいます。

今までは「こんな時だからおうちの中で楽しめる何かを探しましょう」的に

コロナ禍でも前向きに楽しもうと言ってきました。

もちろんこれからも感染拡大防止が最重要ですが、

ヴィジョンのない施策の数々に、国民が疲れているのも事実です。

 

例えばオリンピック。

開催を巡っては様々な意見があると思います。

でも例えば(あくまで例えです。オリンピック開催を推奨しているのではありません。)

「東京オリンピックを開催します!そのために国内を◯◯という状態にしなければなりません!

オリンピック開催という大きな目標に国民一丸となって向かっていこうではありませんか!!」と

なぜ言えないのか。

「◯◯までに△△するために、これから2週間我慢しよう!!」ということではなく、

「感染者が減ってきたらオリンピックできるかなぁ?」という程度では

いつまで経っても開催を決めることは出来ないし、

聖火リレーのために3月25日前に緊急事態宣言を解除したと言われても、仕方のないことです。

せっかくオリンピックという世界中が注目する大舞台のチャンスが日本にはあるのに、

そのチャンスを生かせないのは行政の縦割り化が原因なのか、単にリーダーシップの欠如なのか。

誰一人として取りこぼさないために、多くのものを取りこぼしている今の日本。

島国という国土最大の特徴を十分に活かせていないのは致命的ですね。

(オーストラリアやニュージーランド、台湾などは島国の利点を生かしたコロナ対策をしています)

 

去年の今頃、日本人は法律で罰せられなくても緊急事態宣言を守り感染者を減らし、諸外国からビックリされました。

先週松山英樹選手のマスターズ優勝のニュースとともに世界から賛辞を浴びた早藤キャディのお辞儀に、

「日本人ならあたりまえの行為!」「日本人であることが誇らしい」「This is Japanese!」

とか喜んで言っているけれど、そんな美しい日本の心は何処へやら。

一年経った今はその頃の思いも日本人としての矜持も、すっかり消え失せてしまったように見えます。

国としてどうやってコロナと戦っていくのかというヴィジョンを掲げて、

そのヴィジョンに向かって国民一人ひとりが自分の為すべきことを為す。

国全体が一つになり、美しい日本の心を取り戻すために、

今一度、政治家たちにはヴィジョンを掲げてほしいと切に思うのです。

関連記事一覧