精油の謎
モクレンが美しい時期になりました。卒業の時期でもありますね。ご卒業されたみなさま、おめでとうございます!
新しい生活が待ち遠しいことと思います。
今日は先週に引き続き、アロマセラピーの精油(エッセンシャルオイル)のお話です。
なんでラベンダーはリラックスすると言われ、ローズマリーは集中力に良いといわれるのでしょうか?
それは1本の「精油の中にある成分」が答えです。
少し難しくなりますが、これをちょっとだけでも知ると、精油の凄さを垣間見ることができます。
あなたのお手元に届く精油は大体5mlのちいさな小瓶ですが、その1本の中に実に100種類以上もの天然化学成分が含まれています。
その成分は、精油の香りや色、働きを作っています。少し難しくなりますが、
●テルペン類(モノテルペン•••リモネン、シメン:セスキテルペン•••カマズレン、サンタレン)
●アルコール類•••ゲラニオール、リナロール
●アルデヒド類•••シトラール、シトロネラール
●エステル類•••酢酸リナリル
●ケトン類•••カンファー、ツヨン、ベルベノン、メントンなど
●フェノール類•••オイゲノール、ティモール
●オキサイド類•••1.8シネオール
●ラクトン,クマリン類•••ベルガプテン、ソラレン
が主にあります。
テルペン類の中に、リモネンという成分があります。これは、だいたい柑橘系の精油に多く含まれるのですが、リモネンは、血流の増加、発汗促進作用、鎮静作用、鎮痛作用、神経強壮作用があります。
リモネンだけで、これだけの作用がありますが、精油1本の中には100種類以上の成分が含まれています。ですが、まだわたしたち人間が解明できてない部分もあるんですね。
そこは、自然の偉大さを感じずにはいられません。どんなに科学が発達しても、精油のことを全て解明できてない。わたしはちいさな小瓶の中に宇宙を感じ、魅了されているのはそこの部分もあるかもしれません。
来週はもう少し詳しく、ご一緒に見ていきましょう。
それでは今週も素敵な一週間となりますように!