「幸せ」について80年間研究してわかった意外な答え

史上最も長期に渡って成人を追跡した研究

幸せとは…

お金やモノで満たされる人や、仕事や達成感などで満たされる人。
人によって価値観が違うように「幸せ」の定義も人それぞれ違います。
ただ、価値観は違えど、誰もが「幸せになりたい」という願望を持っているのではないでしょうか。

さて、そんな人生の普遍的なテーマである「幸せ」について、真剣に研究し続けている組織があるのを皆さんご存じでしょうか?
その組織とは…かの有名なハーバード大学です。
ハーバード大学と言えば、ルーズベルトやジョン・F・ケネディなど、歴代のアメリカ大統領をはじめ、マイクロソフトのビル・ゲイツやFacebookのザッカーバーグなど、多くの天才たちを世に輩出した、泣く子も黙るTop of the Topの名門校。
そのハーバード大学が「幸せ」をテーマに、実に興味深い研究を行っているんです。しかも現在に至るまで80年以上もの歳月をかけて…。

写真はイメージです

実験を開始したのは、なんと第二次世界大戦よりも前の1938年。
モニターとして選ばれた当時10代だった少年たちを、休むことなく80年以上もの間モニタリングし続けたこの研究は「最も長期に渡って成人を追跡した研究」と呼ばれているらしいです。
その研究の中身はというと、724人のモニターに対し、「カラダ」と「ココロ」の健康状態を生涯追い続けるという壮大な研究なんです。そこで実際に行われていた実験は、血液を採取しての分析や脳スキャンといった科学的な調査と併せて、アンケートや家庭訪問などの調査も行い、仕事や家庭生活、健康状態をひたすら記録し続け、調査結果を分析するというものでした。

 

モニターとして選ばれた724人の内訳は、ハーバード大学の学生が268人で、残りの456人はボストンの貧困地域で育った少年たち。つまるところ、富裕層と貧困層の2つのグループに分けて実験していたそうです。(今では少々問題にもなりそうですが…)
ちなみに、このモニターになった700人の中には、のちにアメリカの大統領になった人物もいるようです。
研究開始から80年以上が経過したわけですから、当時少年だった彼らのほとんどはすでにお亡くなりになられているようですが、中には90歳を越えて今なお元気に生活していらっしゃる方もいるそうです。

では、この多くの人の、まさに生涯を通したモニタリングで、果たして何がわかったのでしょう…?

 

研究結果でわかった「幸せな人生の送り方」

そもそもこの研究は「人生を幸せにするものは何なのか?」という、壮大なテーマを科学の視点と長期にわたる統計データによってアプローチした史上稀にみる研究です。

そして、80年にも渡る研究が導き出した答えは意外なものでした。
それは…富でも名誉でもなく

「人間関係」だったのです。

人が幸せを感じる一番大きな要素は、「どれだけお金を持っているか」や「どれだけの名声を得られたか」ではなく、「いい人間関係」だということでした。
最も幸せに過ごした人は、家族や友だちに恵まれていたり、頼れるコミュニティに属していたりする人たちだったのです。
そして更にわかったこととして、50才の時点で幸せな人間関係に恵まれていた人が、80才になっても健康だったという結果がでたそうです。
いい人間関係は、人間を幸せにするばかりでなく、健康にもいい影響を及ぼすのですね。

私たちCLOVE famは、人と人とのつながりを大事にしています。
そして、「幸せ」と感じる気持ちを大事にして、そのHappyな気持ちを皆でシェアできたら…と思って活動しています。

これからも素敵なつながりを大事に、皆が幸せに、そしていつまでも健康で長生きしたいと思います♪

以下は、今回の記事を書くにあたり参考にさせていただいたTED(世界の有識者たちのスピーチ動画を配信しているサイト)の中で、この研究を行っているハーバード大学成人発達研究所(Harvard Study of Adult Development)の4代目の責任者であるロバート・ウォールディンガー氏が講演の中で発表した言葉です。

"The clearest message that we get from this 75-year study is this: Good relationships keep us happier and healthier. Period."

75年間におよぶこの研究が明確に示しているポイントは、良い人間関係が私たちの幸福と健康を高めてくれるということです。これが結論です」

 

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