
うちのママは魔女なんだ
私は子供の頃、母親をヤマンバだと思っていた
5歳年下の妹が生まれ
私と赤ちゃんのお世話で大変だった母は
きっとヘアやメイクに気を使うことも出来ずにいたに違いない
私はそんな母親をこっそり観察し
(なんだか、まんが日本昔ばなしで見たヤマンバと似てる。。)
(私のママはヤマンバかも。。)と疑い出した🤣
ある日私は、キッチンで包丁を研いでいる母親の後ろ姿を見て
衝撃を受けた🤣
私は食べられるのか!?
と思い親に話したのか
自分で抱え込んだのかは覚えていないけれど
子供らしい不思議な世界の中にいた事を
今でも思い出せる懐かしい思い出だ
そんな私も母になり
どういった経緯かわからないが
私は魔女の国から人間の世界にきた魔女ということになっている
ママが魔法をかけると
痛い痛いも飛んでいくし
寝てる間にピアノが上手になっているし
嘘をついたらバレてしまう
置いている置物は動かせないけれど
止まっているエスカレーターはママの人差し指で動かせる
給食で何が出たのか、何故だかママは当てられるし
ママの人差し指は信号も変えられるようだ
お友達のパパも魔法が掛けられるらしい。。と
こっそり打ち明けられると
あのパパね‥魔女の国でご近所に住んでいたパパだったよ!
と何年も魔女をやってるとスラスラ話せてしまうのだ🤣
上の2人はそんな話題にもう入りもしないが
末っ子は時々私に疑いの目を向けてくるものの
まだまだ興味津々♪
色々な無理難題を素知らぬ顔でやり過ごしながら
末っ子が私の魔法に驚き、目を見開き、一緒に遊んでくれるのを楽しんでいる
私が母をヤマンバだと信じていたように
子供達は私を魔女だと思っていたのか
はたまた、私のどうしようもないお遊びに付き合ってくれていたのか
真相は不明だが、私はもう少し魔女を演じてみようと思う♪
そして大人になった子供たちの記憶にどのように残っているのか
どんな世界が見えていたのか
話してくれるのを楽しみに待っていようと思う♪
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Tomomi Yamaguchi