そのアロマセラピストは何を学びましたか?
こんにちは、あなたのアロマリテラシーを上げる一助になりたい、かなやあやこです。
今日は主要なアロマセラピー資格と、その資格を持っている人はどんなことができるか、ちゃんとした資格保持者とそうじゃない方についてお伝えいたします。
というのも、今は沢山の種類の「アロマセラピスト」という資格があって、中には数時間だけお勉強をするだけで取れちゃうのもあるんですよね。
これからお伝えする主要な資格3つは、何十年と歴史があり、それゆれ国内の中でもしっかりしたものであります。
まず、ひとつめは、
英国IFAアロマセラピー協会認定アロマセラピスト
これは、わたしが持っている資格で(今は協会には入っていません)、15年ほど前に一生懸命取得したなぁ。と思いを馳せながら、最近のことを調べてみると
ロンドンに拠点を持つ、世界でも最も歴史と権威のあるアロマセラピー普及団体「国際アロマセラピスト連盟」が認定する世界最高峰のアロマセラピスト資格
とも言われるそうです。
えー!世界最高峰ですか?
正直びっくりですが、確かに他のアロマセラピーの資格と比べて大変かと思います。お世話になった先生曰く、国家資格(イギリスの)に引き上げたいとは言ってましたが、まだそれは叶わず。
今は、アジアの活動を活発にしています。
こちらの英国IFAアロマセラピストは、
☑教えること
☑トリートメントをすること
☑開業すること
☑国際資格なので、世界で通用する
こんなことができる、世界基準の資格です。
精油約50種類以上のことを学び、体と心のことも学びます。たとえば、解剖生理学や、骨や筋肉なども。そして、トリートメントの技も磨きます。心と体がつながっている、ホリスティックなことなどを学びました。今では、カリキュラムの中にメディカルアロマという科目もあるようです。
資格テストを受けるためには、認定校の卒業か許可がないと受けれないというのも、難易度が高めなのかもしれません。
試験は、筆記の日と、実技の日が別れていて、実技のトリートメントをさせていただくクライアント役の方は、初めてお会いする方で、かなり緊張した覚えがあります。トリートメントの症例もいくつも出さなきゃいけなかったような気がします。
わたしは試験は日本で受けたので、ロンドンと東京で沢山の方に練習台としてご協力いただきました。今はその方々に、心から感謝です。ちなみに、試験は英語で受けました。というのも、授業は英語で受けていたので、日本語に訳すほうがかなり大変だったためです。
次にIFAに似た、イギリスのアロマセラピー協会、
IFAと同じようなアロマセラピーのプロ集団。IFAがアジアなら、IFPAは世界各地で活動をしたり、イギリスでの補完療法などの法整備を進めているようです。しかし、残念ながらあまり日本には普及していない印象。イギリスにおいては、パイオニア的な先生方が多くいらっしゃいます。
そして国内ではぶっちぎりで、
が、1番老舗で最大級の資格であり、しっかりしている資格。間口も広く、
アロマ2級、アロマ1級、アドバイザー
という、趣味程度で取りやすい資格がありますが、アドバイザーは1級の合格がないと受験できません。
日本最大アロマセラピー専門店「生活の木」で働くには確かこのアドバイザー以上の資格が必要なはずですので、お店に行ったら精油についての質問をジャンジャンしてみましょう。
プロを目指す方は
セラピスト
インストラクター
の2種類に資格が分かれています。これはアドバイザーまで取得したら、チャレンジができます。英国IFAとIFPAの方は、この資格で言うインストラクターも、セラピストも両方できるんですね。ですので、個人的に英国IFAを取っててよかったな、と思います。
ちなみにわたしは、IFAを受ける前に、こちらAEAJの1級と、アドバイザーの資格を取りました。世界が広がったようでとてもワクワクしていた記憶があります。
上記のプロとしての資格のために通う学校は、集中的に学んで半年から、もしくは1年以上はかかります。そこをクリアしてからの、試験です。
最近では、数時間で取れたり、1日半で取れる新しいアロマの資格もあったりして、個人的にはビックリするのですが、その資格はどこまで使えるのでしょうか?
気をつけないといけないのは、もしあなたが本当にアロマセラピーを学びたいのでしたら、どのレベルを目指したいのか?
プロになりたければ、上記でお伝えした
①英国IFA
②英国IFPA
③日本アロマ環境協会(AEAJ)
の3つを日本語での取得でしたらオススメします。
趣味程度でしたら、まずはAEAJのアロマセラピー2級、1級をとってみるのはいかがでしょうか。(試験で使う精油の質は、個人的には好みませんが。オーガニックのものを使えばいいのにな)
ちなみに、AEAJは、日本最大アロマセラピー専門店「生活の木」の運営母体でもあります。そこにはオーガニックの精油も扱っているんですよ。
巷には、沢山の種類のアロマ資格や、精油の会社があります。今はネットの時代なので、検索で調べることができるのはいいですね。
でも、気をつけていただきたいのは、1日で取れたり、ましてや数時間で取れる資格は気をつけてくださいね。アロマセラピストにとって基本で大切なことを知らないかもしれません。
というのも、精油の中には
妊婦さん、高血圧、低血圧、てんかんなどの持病を持っているかたには使っちゃいけないとされるものや、使うとあまり良くないものがあります。
これは本物のアロマセラピストの中では基本です。
そして、精油一つ一つの個性(その植物のことや質感など)を必ず知っています。
もし、あなたが「アロマセラピスト」から特定の会社の精油を勧められたら、その方に妊婦さんが使っちゃいけない精油は知ってるか、質問してくださいね。
アロマセラピーは、個人で楽しむには資格はいりません。しかし、人へ伝えたり、施術をするためにはしっかりしたトレーニングが必要です。
ちゃんと資格も持ってなくて、アロマセラピーの間違った情報を伝え、クライアント様の皮膚にトラブルを与えてしまう。
そのとばっちりや相談は実はわたしたち、有資格者のに来ているのです。
「アロマセラピー」という本来素晴らしい療法の評判も落としてしまうのです。
本物のアロマセラピーを伝えたい。
アロマリテラシーを上げたい。
そうしたら、アロマを安全にみんなが使える。
それを願ってこれからも発信してまいります。
それでは、今週はゴールデンウイークも始まります。制限のある中でも、充実した日々をお過ごしください。