遺伝子と笑い
新しい週になりました。
昨日は母の日でしたが、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?
私も子どもたちから可愛いプレゼントをもらい、夫も協力してくれて、うれしい「母の日」となりました。
私と夫からも、お互いの母にお花を贈り喜んでくれたことも幸せを感じます。
年に一度ちゃんと感謝を伝えることができる機会があってやっぱり素敵な日ですよね。母がいないと全ての人は生まれてこないですから、途方もない昔から脈々と母たちのバトンタッチがあって今の私、夫、そして子供たちがいること。何代も前の「母」たちに思いを馳せると不思議な感覚を覚えます。それを神秘的に感じるのは、わたしだけでしょうか?
「母」→生命→遺伝子と、こじつけてみますが、今日は最近読んだ感銘を受けた本をご紹介させてください。きっと、生命の神秘だけでなく、あなた自身(私も)の可能性を広げてくれる内容。
先月、お亡くなりになった「村上和雄」さんという、分子生物学者で遺伝子について研究をされていた筑波大学名誉教授の「Swich -遺伝子が目覚める瞬間-」というご著書を拝読しました。
読んでいるとどこもかしこもドックイヤーをつけたくなるほど、心が動かされてしまいました。
☑遺伝子はスイッチのオン・オフで変化する
☑遺伝子そのものより遺伝子スイッチの働きが重要
☑心のスイッチを入れると人生がかわる
☑心の環境が遺伝子の「ふるまい」を変える
☑「がらくた」「役立たず」が担う大きな役割
☑健康の人が病気の人に支えられている奇跡
☑笑いはいのちを活性化する最良の薬
☑いつもいまがいちばん幸せなら一生幸せ
☑いのちは不思議のかたまり、奇跡の集まり
☑「いのちと自然はつながっている」という生命観
☑生命は宇宙の意志と地球の材料から借りたもの
☑魂という永遠に「死なないいのち」がある
「スイッチ-遺伝子が目覚める瞬間-」目次より
まず、遺伝子にオンオフがあることに驚きました。村上先生は遺伝子に「スイッチ」がある事実をまだあまり知られていない。とおっしゃっていますが、あなたはご存知でしたか?私は知りませんでした。この本は2012年に出版されています。かれこれ10年近くが経ちますが、どれだけの人がこのことを知っているのでしょうか?
デザイナーベイビーという、遺伝子を操作して優秀な子どもを授ける研究もされていますが、このことを知るとさほど「優秀な遺伝子だけを持つ人間」である必要はない気がしてきます。
遺伝子にオンオフができる「スイッチ」があることを知り、そのオンオフの仕方を知るだけで、どれだけの人がそれぞれの可能性を広げ、より幸せになれるでしょうか。特に今、何が正しいか正しくないかわからない混沌とした時代(個人的には、個々の創造性を発揮できる良い時代に入っていきつつあると思っています)。
では、どうやってスイッチを入れるのか?
いくつかある中で、最もカンタンなものは「笑い」です。
えっ??
って思いますよね。でも、「笑い」を糖尿病患者に取り入れて、食後の血糖値の上昇を抑える研究結果が村上先生方の研究で得られているとのこと。つまり、「笑い」という陽性の刺激が免疫力に関する遺伝子のスイッチをオンにした。というものです。
心が変われば、心のみならず体も健康になり、能力や人間性を向上させて、明るく幸福な人生を手にいれられる。こういうことが、遺伝子スイッチの働きを通じて、十分可能になってくるのです。
わたしたちが思っている以上に、「笑い」ってとても大切なんですね。
あなたがまた会いたいな。
という人はどういう人ですか?
きっとユーモアいっぱいなひとではないでしょうか?
いつもニコニコしているひとではないでしょうか?
わたしもユーモアを持ち合わせたいと思う一人。それができなくても、せめてニコニコ笑顔。だから、お笑い芸人さんって凄いなと常々感じます。(人を傷つけない笑いに限ります)
ピンときたら、この一週間「笑い」を意識して過ごしてみませんか?
わたしも意識して過ごしてみますね。
それでは、この一週間、笑顔いっぱいの毎日でありますように!
●引用、参考図書「スイッチ-遺伝子が目覚める瞬間-」 村上和雄 著