「風」の時代をどう生きるか
240年に1度の大転換期
ホロスコープが好きな方ならご存じの方も多いと思いますが、今年「グレートコンジャンクション」という天体の大イベントがやってきます。
それが今年の冬至の12月21日の次の日、22日なんですね。
この「グレートコンジャンクション」とは、木星と土星が同じ位置で重なる天体現象のことで、20年に1度の周期で訪れます。
木星は約12年、土星は約29年かけて太陽をひと周りします。この周期の異なった惑星が20年に1度、12星座のどこかで重なるわけですが、今年はこれに約200年を時をかけて12星座を一巡する「冥王星」も重なるという「トリプルグレートコンジャンクション」という特別な節目として迎えるのです。
そしてそして…これだけではありません。
これまでの約240年(※)は、牡牛座、乙女座、山羊座のいずれかの星座で重なっていたグレートコンジャンクションが、今年は「水瓶座」に移ります。(※)200年や260年など諸説あります。
12星座は「火」「地」「風」「水」の4つのエレメント(グループ)に分類され、牡牛座、乙女座、山羊座は「地」のエレメントに属します。これが「風」のエレメントである「水瓶座」に移るのです。これを占星術では「グランドミューテーション」と呼ぶそうです。
4つに分類されたエレメントには、それぞれ以下のような特徴や意味を持っています。
「火」のエレメント
「牡羊座」「獅子座」「射手座」
直感、情熱、能動、生命力、上昇志向
「地」のエレメント
「牡牛座」「乙女座」「山羊座」
安定、権威、名誉、土地、所有、物質
「風」のエレメント
「双子座」「天秤座」「水瓶座」
思考、論理、知性、コミュニケーション、拡散、情報
「水」のエレメント
「蟹座」「蠍座」「魚座」
感情、共感、奉仕、混沌、融合
このように様々な意味を持つエレメントですが、これまで長きに渡り続いた「地」の時代を振り返ってみると、土地や権威、物質主義の時代であったことが頷けます。高度経済成長期はまさに物質主義の象徴ですし、これまで起こった幾多の戦争も領土争いが火種でした。
そして私たちも価値観も「家」や「お金」、「権威」「名誉」といった物質を重んじてきました。
この価値観が大きな転換期を迎えています。
情報やコミュニケーションの時代へ...
「風」の時代は、情報や人脈、コミュニケーションの時代と言われています。
その傾向はすでに表れ始めていて、車離れや終身雇用に重きを置かないライフスタイル、所有からサブスクのような共有へのニーズの変化など、これまでの物質主義や所有、権威といった価値観は感度の高い若い世代から大きく変化しているのがわかります。
そして今年世界中に猛威を振るった「新型コロナウィルス」は、人とのコミュニケーションのあり方を激変させたと同時に、その重要性を再認識させました。
このように、すでに波は押し寄せています。まさざ波のような波は今年の年末の「グランドミューテーション」を境に徐々に大きなうねりとなっていくことでしょう。
長い間、私たちの常識であった価値観が大きく変わろうとしているこの大転換期。
その大いなる変化に戸惑うこともあるでしょう。でもこの240年に1度の大転換期に立ち会えるというのは、今この地球上にいる私たちに与えられたプラチナチケットかもしれません。
この大転換期をプラスに捉え、大いに楽しみましょう!
新しい時代も自分らしく輝き続けるために…