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-すっちーはどうして女性ばかりの中にいてもそんなに平気なのでしょう?お姉さんや妹さんに囲まれて育ったんですか?

一人っ子です(笑)。東京の下町、足立区で生まれ育ちました。
女性ばかりの中にいても平気なのは、多分これまでの職場で女性ばかりの中にいた経験が役立っているのかもね。
後は親父が絵描きだったんですが、本業とは別に一時期女子大で教壇に立っていたり、渋谷区の奥様方相手に絵を教えていたりするなど、女性に囲まれていることが多い人だったので、遺伝かもしれません。

-すっちーのお仕事について教えてください。

いまは個人でデザインの仕事をしています。
7〜8割くらいはホームページの制作で、後は雑誌や出版物、印刷物などのグラフィックデザインや企業のロゴマークなんかも作ったりしてます。
ホームページを作る時って会社を起こしたり何かを始めたりするタイミングなので、その流れでスタートアップ企業や新規出店するお店のプロデュースなんかをすることもたまにあります。
このCLOVER famでやっているような感じのことですかね。

お客さまはほぼ100%紹介という形ですね。まぁ、いまホームページをCLOSEしているので、仕事が入ってくるわけもないんですが(笑)。
いかんせん一人でやっているので、すぐに手一杯になっちゃうからホームページは閉じてるんです。
それでもお仕事をいただけるのはありがたいですね。ホームページを作るのに自分のホームページがないのもおかしな話なんですが(笑)。

➖社会に出てからずっとWEBデザインのお仕事を?

いえ、これが紆余曲折ありまして・・・。

学校を出てからもしばらくプラプラしてて、1年間はグラフィックデザインの事務所とアートディレクションの会社、建築事務所とジャンルの違う3つのデザイン系の会社でアルバイトをしていました。そこで当時一世を風靡していたデザイナーの人たちと接したり、おっきなプロジェクトに参加させてもらっていたら、なんか急にデザイン的なことはお腹いっぱいになっちゃって...普通の仕事がしたくなって、親の紹介でとあるデパートで働き始めました。配属は婦人雑貨売り場。当時そのデパートはクリエイティブに力をいれていて、デザインを志す人にも人気の職場だったので、いつかはその部署に…って思ってたんだけど、働いているうちに婦人雑貨売り場が楽しくなっちゃって(笑)
でもこのままじゃいけないと思っていたところに、知り合いの紹介でイベントなどの企画会社に転職し、企画の“いろは”を学びました。
次にこれまたある方の紹介で経済誌を発行している出版社に就職し、ここは10年ほど勤めました。最初はデザインや企画部門での採用だったんだけど、「営業やってみる?」との誘いに人生で一度は営業を経験してみてもいいかなと思い、広告営業の部署へ変えてもらいました。デパートも営業と言えば営業だけど、いわゆるセールスというような仕事は経験がなかったし、性格的にもガツガツしてないところが自分の弱点だと思っていたので、自分を変えるいいチャンスかなと思って…。
でも、いざ蓋を開けてみたら経済誌の広告営業って企画営業なので、いわゆる「ザ・営業」的なことは一切ありませんでした。
上司からも「広告をもらいたいからって頭を下げるな!企画力で勝負しろ!」と教わったし…結局のところ弱点は克服できずに今日まで来ちゃいました(笑)
でも、僕がいた経済誌は「日経ビジネス」とか「ダイヤモンド」といったメジャーなビジネス誌とはちょっと違って、読者は少ないけど割と影響力がある特殊な雑誌でね…。普通じゃ絶対会えないような有名な経営者とか政治家とか文化人に会えたりして…それは刺激的でした。
同世代の二代目経営者やベンチャー経営者とか、若手の経営者の方々とも仲良くなれたし、ほんとうにいい経験をさせてもらいました。

-いろいろ経験されてきたんですね。その後は?

経済誌の時の先輩に誘われて、エステの会社に転職しました。ほとんど女性ばかりの職場だったのはここです。
1000人中男性は50人しかいませんでした。

この会社は本業のエステ以外にもいろんなことをやっていて、飲食事業やリゾートホテル、沖縄アクターズスクールのフランチャイズとして芸能スクールもやっていたし、後にレーベルと芸能プロダクションも立ち上げました。僕はその本業のエステ以外のすべての業務を管轄する部署を任されました。

-そこで運命の出会いがあったんですね

我らがCLOVER famのリーダー、佐々木葉子ちゃんとの出会いはこの時だったんですね?

はい。

-葉子ちゃんは当時どんな感じでしたか?

今とまったく変わってませんよ。
葉子ちゃんは会社でも有名人。彼女がイベントとかで司会するとあちこちから「キャーキャー」と黄色い声援が飛んでました✨まぁすべて女性ですけど(笑)
それはそれは宝塚のトップスター並でしたよ(笑)。
それに対して僕は裏稼業担当(笑)。なので、最初の頃は接点もないし、話したこともありませんでした。

それに当時葉子ちゃんは海外支店の立ち上げに尽力していて、海外の生活も長かったしね。
数字も上げてたけど、人材育成や組織作りなんかがすごく得意で会社からの評価もとても高かったです。
そんな彼女を、すごい人だなぁと遠くから眩しく眺めていました(笑)

-どのタイミングで葉子ちゃんと出会ったの?

僕が担当していたリゾートホテルで彼女のチームがイベントを開催することになって、そこで初めて話をしたらとっても面白い人なんだとわかって(笑)すぐに意気投合して仲良くなりました。
でも、その時すでに僕は会社に辞表を出していて退職直前だったので、あのタイミングで会っていなければ、いまこうしてCLOVER famに関わってはいなかったでしょうね。

-出会ってくれてよかったです(笑)で、今のデザインの仕事に就かれたのはどういう経緯で?

エステの会社には6年くらい勤めたんですが、最初は東京と広島(両本社体制だったので)を行ったり来たりの生活だったのが、いつも間にか広島に住所を移すことになり、最後の方は離れ小島のリゾートホテルに住み込みの生活になり…だんだん人里離れた生活に一抹の不安を覚えたのと、やっぱり東京が恋しくなって…一区切りつけることにしました。でもそのリゾートホテルがあった広島の離島は父が生まれた島で、自分も子供の頃夏休みに毎年行ってた思い出の島だったので、なんか運命的なものも感じたんだけどね。

-東京に戻ってからは?

東京に戻ったのものの、何をするか決めてなかったんだ。
そんなある日、何の気なしにつけていたテレビで、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」がやっていて、その回はアートディレクターの「佐藤可士和」さんをやっていたんだけど、何か見覚えのある顔、聞き覚えのある名前だなぁと…よくよく思い出したら僕が通っていた美術系の予備校の同級生だったことを思い出して…いまじゃぁ日本を代表するアートディレクターですもんね。
それからすぐに今度は「情熱大陸」でこれまた別の同級生が世界を旅する放浪画家として紹介されているのを観て…。
その彼とは、僕がエステの会社に転職するちょっと前くらいに街でバッタリ再会して、その時は彼もデザイン会社のサラリーマンだったんだけど、「サラリーマンなんてバカバカしいから会社辞めて来月から旅に出ま~す!」なんて言ってたから…こんなカタチで彼のその後を知るとは思いませんでした(笑)
すごい短期間に身近な人間のサクセスストーリーを2回も観させられて、自分はこれまで何をやって来たんだとつくづく思いましたね。
二人の活躍に触発されて「もう一度デザインをやってみよう」と思い、デザイン会社を起業しました。

-最初から軌道に乗ったのですか?

まったく(笑)。なんせデザインの仕事なんて社会に出てからほぼほぼして来なかったし、そもそも僕らの学生時代はパソコンでデザインする時代ではなかったので、まずは「イラストレーター」とか「フォトショップ」といったデザインソフトを覚える事から始めました(笑)
でも、会社を起こしたお祝いに友達が仕事くれて。こっちはデザインソフトの勉強からのんびりやろうかなぁと思っていたんだけど、1週間でロゴマーク作ってとか言われて…参考書片手になんとか作ったのを覚えています(笑)ロゴマークが出来たら今度はパンフレットを作ってほしいとか、そんなのがタイミングよく続いていつの間にかソフトも使えるようになりました。
徐々に軌道に乗ってきて、グラフィックデザインで食べていけるかなぁと思った矢先に、次はクライアントからホームページを作ってほしいと言われて…自然の流れと言えばそうなんだけど、「ついに来たか…来てしまったか!」という感じ。正直困った!
ホームページはデザイン的な要素もあるけど、プログラミングもわからないと作れないから…。まぁ当時はhtmlとかcssとかくらいで、今の時代からしたらそんなに難しい知識は必要なかったけど、なんせ全くやったことない世界だからね。
さすがに断ろうと思ったんだけど、「陶山さんならできますよね!」って言われて、引くに引けなくなって受けてしまったんだ。

それも与えられた時間は2週間。絶体絶命のピンチ!でもやるしかない!
その日から参考書を見ながら試行錯誤の2週間が始まったんだけど、今回はまったくわからない!
2次元の考え方を3次元に切り替えるくらい、発想の転換が必要だった。
今度は友達から受けた仕事じゃなくて、クライアントからの依頼だからヘタなものもつくれないし、出来ませんでしたじゃ済まされないし…。
でも人間死ぬ気になれば、なんでも出来るというか、なんとかなっちゃうもんだね。
奇跡的に完成させることができました。
今考えればひどい仕事の仕方だなと思うし、そのクライアントさんにも後々正直にその時の話をしたらビックリしてたけどね(笑)
その後も来る仕事来る仕事が毎回若干ハードルが高くて、でもその度に「できます!」って風呂敷広げてやってきたのがよかったのかなと思ってる。
いまじゃそのパワーはないけど(笑)

-いつもとっても素敵なデザインをしてくれますが、その才能はどこから??

才能があるかはわからないけど、父親が絵描きだったので、子どもの頃から図工の成績は良かったかな(笑)
とにかく絵を描くことが好きで、よく壁とか襖とか白いところを見つけると落書きする癖がありました(笑)
でも、絵描きになろうとは思ったことはなく、ずっとプロ野球選手になるのが夢でした。
どこか父親に対して反発していた部分があってね。絵描きって自分が描きたいものを描くわけだから、それって社会に求められていることなのか?エゴなんじゃないか?と大きくなるにつれて疑問に思いはじめて。絵の題材を求めて海外に行ったきり何か月も帰ってこなかったりとかもよくあったし。絵が売れればいいけど、そうじゃない時は母親がパートに出てたこともあったし、親父の生き方は自分勝手な生き方なんじゃないの?って。

だから自分はもし美術の道に進むしても社会に求められる仕事をしようと思って、野球選手がダメならデザイナーになろうと思ってたんだ。まぁ、小学校の時に図工の成績よかったし、絵のコンクールとか出しても必ず賞取れてたので受験も楽勝だなぁと思ってたら甘かった。高校3年の夏休みにさっき話した予備校の夏期講習に行ったんだけど、そこでレベルの違いを見せつけられて…きっとその時一番絵が下手だったんじゃないかなぁ…それが人生最初の挫折でした。
結局それから3年間浪人することになるんだけどね…。

でもこの仕事をしていてつくづく思ったことがある。
それは親父には敵わないなってこと。
もちろん絵の技術は到底敵わなかったけど、何よりも「自分の世界を創る」という才能が自分にはまったくないことに気が付いた。
ジャンルは違えど同じクリエイターとして仕事するようになったら、なんか親父の凄さが初めてわかった気がしてね。

絵描きっていうのは真白なキャンバスに、自分の中にあるものを表現していく、いわば0から何かを生み出す作業なんだけど、それが自分にはできなくて…。
1を10にすることは出来るけど、0から1が難しい。要はお題がないと何もできないってこと。
幸い今の仕事はクライアントからお題をもらうから仕事として成り立つんだけど、真白な画用紙に自分の好きな絵を描けって言われてもたぶん何も描けない。
昔は自己表現する親父の仕事をエゴなんじゃないかと反面教師にしてたけど、仕事をしてみてその難しさがわかってリスペクトに変わりました。まぁすべて親父が亡くなってからだけど。

-CLOVER famの活動を始めたきっかけは?

ある時突然葉子ちゃんから電話がかかってきて、12年振りくらいに。

でも不思議なことに彼女から電話をもらう2、3日前に夢の中に葉子ちゃんが出てきたんだよね。
あれ、何でだろう?って思ってたら電話がかかってきた(笑)

当時始めたばかりのISDの活動をどうやったらみんなに知ってもらえるかっていう相談だったので、
じゃぁ、コミュニティを作って広げて行こう!と話したのが、このCLOVER famのはじまりです。
くみちゃんも最初からのメンバーなのでよく知ってると思うけど、最初はいつの間にか活動自体が尻切れトンボになってしまったんだけど、
今回また5年振りくらいに再スタートするということで、仲間に入れてもらいました。

-今後の抱負などはありますか?

何度も話したけど、なにせ主体性がないので特にないです。自分に関しては将来の目標もない。
ただ、CLOVER famに関してはいろいろやりたいことはあります。
それは追々…。とにかく何かやりたいね!って感じです。

-生まれ変わってもこの仕事を選ぶ?

はい。
自分はずっと回り道をしてきたので、生まれ変わったら今度こそ一つの道を真っすぐに突き進んでみようかな…。
さっき話した同級生も、自分の進むべき道を早くから決めてブレることなく突き進んできたから、道を究められたんだと思うし、やっぱりそういう人には敵わない。
でも、回り道したからこそできることもいっぱいあるし、それはそれで自己肯定はしてるんだけどね。

だいぶ前に、ある知り合いの経営者の方に「ところで君の得意は結局何なんだ?」と聞かれ、答えに困って「なんでもオールマイティにこなせることです」って答えたら、そんなんじゃダメだ!ってバッサリ切られて(笑)。「でもオレが認める仕事をしたら毎月500万円分の仕事をやる」って言われたの。その方は資産家で、文化人やスポーツ選手とかに何人も支援しているいわゆるパトロンのような方だったので、まんざら冗談でもなかったんだろうけど、結局トライすることもしなかったんだ。

だから、生まれ変わったらもう一度その方に会って500万円もらえるように頑張りたい!(笑)というのは冗談だけど、自分は「〇〇です」ってはっきり言えるような存在になりたいかな。

-今回のインタビューどうでしたか?

いつもは仕事でインタビューするほうだから、なんか恥ずかしいね。
でも自分の半生を振り返るいい機会になりました。
つくづく思ったのは、自分は仕事とかで何かをする時には、まず最初にしっかりコンセプトを決めて…とか、1年後はこうなるためには今どうしよう…とか、ちゃんと目標と計画を立てなきゃ嫌なタイプなのね。いわゆる「目標志向型」。でもこうやって自分のこれまでを振り返ってみるとぜんぜん目標志向型じゃぁない💦「状況対応型」というか「行き当たりばったり型」(苦笑)自分のことはまったくプロデュースできていないことに気が付きました。

-では最後にCLOVER famのみんなからいろいろと質問が寄せられているのでお答えください
Q1.モチベーションは何ですか?

何せ主体性がなくて、ああなりたい、こうなりたいがないからモチベーションってないんだけど、自分に与えられたお題が腑に落ちるとモチベーションはUPするかな。CLOVER famのメンバーはみんなピュアで、みんなで一つのものを作ることにモチベーションが上がるよ。普段の仕事にチーム作業がないからここでの活動は別格だね。チームでやる感覚かな。

Q2.趣味は何ですか?

野球観戦。父が広島出身なこともあり、熱狂的な広島カープファン。小5の時に初めてプロ野球観戦をしたんだけど、その試合でなんとカープが球団創設25年目にして初優勝という歴史的な試合で、ヒーローインタビューで泣いてる選手の姿がとても印象的で、それ以来どっぷりカープファンになりました。高校までは自分も野球やってたし、野球は観るのもやるのも大好き。

あとは映画鑑賞かな。好きな映画は「インターステラー」。クリストファー・ノーラン監督のSF映画なんだけど、サイエンスに基づいたリアルなストーリーで映像もキレイだし、何と言ってもテーマの「愛」もしっかり描かれていて大好きな映画です。最後のシーンは何度観ても感動してしまいます。それとこれもSFだけど「アデライン、100年目の恋」という映画。ある事故をきっかけに年をとらなくなってしまったというなんとも羨ましい設定なんだけど、これもとても感動するロマンチックなラブストーリー。ゴシップガールに出ていた女優さんがとてもキレイです。あと、「LaLaLand」。あの切ないラストが大好きです!

でも今は映画も行けないでの、もっぱらYouTubeばかり観てます。
芸人さんのチャンネルとか、料理のチャンネルとかいろいろ観ますね。最近はよくモデルさんのチャンネルがおススメ動画として出てくるので(よく参考に女性誌とかを検索するからかな...)それもよく観てます。中でもVERYのモデルの矢野 未希子さんの「MIKKO CHANNEL」がお気に入り。MIKKOさんももちろんキレイなんだけど、サムネの感じとか動画の上に載せてるフォントの感じとか全体のデザインのテイストが好きで、CLOVER famのサイトの参考にさせてもらってます。
後はK-POPが好きなので、年甲斐もなくTWICEやBLACKPINK、みんなの大好きなBTSの動画をよく観てます🎵

あとは最近はほとんどしないけど、料理するのも好きです。昔ほんのちょっとだけカレー屋さんをやっていたこともあります。

Q3.感銘を受けた本は?

あまり普段本は読まないんだけど、前は仕事柄企業本やビジネス書を読んでました。後デザインソフトの参考書(笑)ボロッボロになるまで読みました。今ではもうお世話になることはないですが…。

あと子供の頃に読んだ『ドリトル先生航海記』。絵本ではない本で初めて読んだ本なんだけど、文面から情景が浮かんだ本だからすごくよく覚えてる。自分にとってはイマジネーションの源になった本ですね。

それと最近では『82年生まれ、キム・ジヨン』という本。これはCLOVER famで活動することになった時に女性の考えを学ぶために読んだんだ。フェミニズムの本なんだけど、女性が人生で出会う困難や差別を描いている、韓国でベストセラーになった本だよ。女性が人格を無視されるようなストーリーなんだ。この本を読んだからママたちの苦労が理解できるようになって、CLOVER famの活動に対してイメージがしやすくなった。

あとはアランの『幸福論』。中学生の時だったかなぁ、初めて読んだの…そん時はぜんぜんピンとこなかったんだけど、CLOVER famの活動を再開する時に40年振りくらいに読み返してみたんだ。CLOVER famは「幸せ」がコンセプトだからね。
そこには「幸せになったから笑顔になったんじゃない。笑うから幸せになるんだ。」「幸せは人に伝播する。だから人を幸せにするためにも、自分が幸せにならなければならない。それは義務である。」ということが書いてあるんだ。自分は笑顔が苦手なので、久しぶりの読んだ時も正直ちょっと抵抗があった。でもこの1年近く、みんなのブログを読ませてもらったり、話を聞いていたらそれがどんどん腑に落ちてきた。みんな幸せになる努力をいっぱいしてるし、笑顔が素敵だからね✨見習う事だらけです。みんなのおかげでいつも幸せな気持ちにさせてもらってます✨

一面俊明会長と

Q4.メンターはいますか?

メンターというんじゃないけど、一面俊明会長は自分にとって、とても大きな存在です。今は行けませんが一面会長とお酒を飲むのは大切にしたい時間です。

Q5.お互いを食べ物に例えると何ですか?

これは私(Kumi)から。

すっちーはスルメ。まさしく噛めば噛むほど味が出るってやつです。話せば話すほど魅力がじわじわ出てくる感じ(笑)。
でも本人はスルメはあまり好きではないそうで、人生で1〜2回ほどしか食べたことがないそう。(そんな人いるんだ!笑)硬いものより柔らかい食べ物が好きなそうですよ!

Q6.仕事をする上で気を付けていることはありますか?

職業柄、時代に置き去りにされないようにだけは努力してます。日々イノベーションが激しいwebの世界。昨日の常識が明日の非常識なんてことも平気である世界だから常に情報のアップデートだけはしています。

Q7.人生に後悔はない、っておっしゃっていましたが、ほんとに全然ない?

浪人時代、海外に留学するかって親父に言われたんだけど、英語話せないし嫌だって断ったんだよね。でもあの時行っておけばたぶん人生は劇的に変わっていた気がするので、それだけはちょっと後悔してるかな。それと親父が勉強はできなくてもいいから語学だけはしゃべれるようにしておけと、小学校1年生からずっと英会話スクールに通わされてたんだけど、途中から嫌になって行ったふりして友達と遊んでた。あの時ちゃんと勉強しておけばきっと世界感変わっただろうなぁ…くみちゃん英語教えてください!

Q8.最後に今後のCLOVER famについて

CLOVER famのサイトを立ち上げて8カ月くらいが経ちました。まだまだ出来ていないことがたくさんあるなとディレクターとして反省することはいっぱいあるんだけど、でも何より続けられていることに拍手を送りたいです。みんな子育てや仕事の合間を縫ってブログを書いたりしてるわけで、サイトの編集をしてるとわかるんdけど、みんな夜中にブログ書いたりしてるんだよね。ほんとに忙しい中頑張ってるなと思います。
この間にリーダーの葉子ちゃんが事故に遭うアクシデントがあって、みんなでその穴を埋めようと頑張って絆が深まった気がします。
まずは無理せず続けていくこと。Webの世界は続けていくこと、コンテンツを貯めていくことが何より大事なので、とにかく継続していくこと。そして、このサイトはポータルサイトなので、どんなカタチにも進化して行けると思ってます。
みんなの書くブログや動画、講座などのサロン、その他の情報等をたくさん提供していきたい。全体像はみんなでどんどん変えて、どんどん広げていけばいいと思ってます。
個人的には、みんなの素晴らしい個性をもっともっとたくさんの人に知ってもらえるようにディレクターとして更に精進していきたいと思います。

 

今日はいろんな事が聞けて楽しかったです。ありがとうございました。
インタビューを終えて

お互いをインタビューし合うこの企画。そういえばすっちーと2人だけでこんなにちゃんと話したことはなかったのですが、全然違う生き方をしてきたと思っていたすっちーとわたしにたくさんの共通点や同じような考え方があることを知ることができて、インタビュー中に「あ〜わかる〜!!」と何度も言ってしまいました。

多くの方からお仕事や人を紹介してもらえるのは、何をおいてもすっちーの人望と今まで培ってきた実力と、謙虚さとたくさんの努力があるからです。そして求められた時にはビックリするほどのクオリティで応えてくれると、信頼されているからですよね。

そんなすっちーだからこそ、運も味方してるんだろうな。

主体性がない、と言うけれど、多分それは優しさの裏返しでもある気がします。

「選択をしないという選択をしている人生」に誇りを持って生きるすっちーが、選択をしないことによって今後どんな流れに乗っていくのか、CLOVER famファミリーで見守りたいと思います。

 

すっちーいつもありがとう!これからもずっと、よろしくお願いします!

聞き手:野中 くみ

陶山 ヒロシ Hiroshi Suyama

アートディレクター/Webデザイナー
株式会社デパーチャー 代表

Webデザインやグラフィックデザインを中心に活動する傍ら、
CLOVER famの一員として、サイトや活動のディレクションを行っている。
12分類は「母性豊かなコアラ」。